数学Uで学んだように,微分すると
になる関数があれば,その関数を
の原始関数という。
が
の原始関数であるとき,すなわち
のとき,任意の定数
に対して
が成り立つから,
も
の原始関数である。
また,
と
がともに
の原始関数なら
ば,となるから
となる定数
が存在する。
このことから,関数
の原始関数が存在するならば,それは無数にあり,
は任意の定数
この表示を不定積分といい,
で表す。
の不定積分を求めることを,
を積分するといい,上の定数
を積分定数という。また,
を被積分関数といい,
を積分変数という。
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