2006年 大学入試センター試験 数学TA 解説
第1問〔1〕・〔2〕 第2問 第3問 第4問
第1問〔2〕
(1) 条件はがともに有理数であるという条件なので,
はのどちらか一方でも有理数ではないというものになる。よって
「の少なくとも一方は無理数である」のBになる。
(2) 「条件かつ」ということは,
はともに有理数であり,さらに,は有理数であるというもの。
がともに有理数であれば,,はずべて有理数になるので
必要条件を満たす。
しかし,,がすべて有理数であってもがともに有理数とは
いえない。
(反証 ,のとき,となる)
ということは,十分条件とはいえなくなる。
よって,「必要条件ではあるが十分条件ではない」の@になる。
(3) ,すなわち,がともに有理数であれば,はともに
有理数は真。
の逆,すなわち,はともに有理数であれば,がともに
有理数は偽。
の対偶,すなわち, はともに有理数はでなければ,
がともに有理数ではないは真。
よって,「」は,「」の逆は偽,「」の対偶は
真となりA。 |