三角比とは,直角三角形の1つの鋭角θに対して,
その直角三角形の辺の比は三角形の相似から一定になる。
中学数学において,30°,60°,90°の直角三角形の3辺の比は
であり,
直角二等辺三角形の3辺の比は
と三平方の定理の単元で学習したと思います。
その考え方を利用し,天文学や測量の分野で古くから使用されてきました。
紀元前より天文学の分野ではギリシアのヒッパルコスが使用し,
三角形の3辺から面積を求める方法をへロンが導いています。
その後も,様々な数学者がこの分野を発達させてきました。
三角比の考え方は面積や体積を求めるだけでなく,図形を考える上で
非常に優れた道具になります。しっかりと学習し,利用できるようにしていきましょう。
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