高次方程式とは3次以上の次数を持つ方程式の事をいいます。
今まで学習した因数分解や解の公式,因数定理により3次以上の方程式でも
解を求めることができます。
解の個数は,
の2重解(重解)を解が2個,
の3重解を解が3個と考えると,
解の個数と次数は同じになります。
次式の解の個数は
個になります。
もちろん,解が複素数になるものもあります。
また,高次方程式には相反方程式と呼ばれるものがあります。
整式を降べき(または昇べき)をして式を整理したときに,係数が左右対称になるような
式のことを言います。相反方程式に関しては次数が偶数と奇数のときに場合わけをして
決まった解法があります。例題の(2)は相反方程式で次数が偶数のとき,
(3)は相反方程式で次数が奇数のときを考えます。
相反方程式の解き方は,
次数が
の式では
で両辺を割って,
のかたまりをつくっていきます。
次数が奇数の式では,まず
でくくります。
そうすると次数がひとつ下がり,次数が偶数の相反方程式の部分が出来るので,
その部分を次数が偶数の相反方程式として解いていきます。
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