1個のサイコロ繰り返し投げることを考えて見ましょう。
そのときに,「1」の目が出ることも,「6」の目が出ることも同じ程度の回数出ることを
期待することができます(回数が少ないと特定の目が多く出ることもありますが,
何万回も繰り返すと同じ程度の回数出ることが期待できます)。
一般には,
ある試行において,どの根元事象も同じ程度に起こることが
期待できるときに,その根元事象は同様に確からしいと考えます。
このとき,全事象
の数を
,そのうち事象
の起こる場合の数を
としたときに,
を事象
の起こりうる確率と考えます。確率は英語で「probability」なので,
頭文字を利用して,事象
の起こりうる確率を
と表します。
確率は,
とも考えられるので,最大で1となり,
それよりも大きくなることはありません。
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