和の法則とは,
2つ以上の事象が同時に起こらずにそのうちの1つの事象のみが起こるとき,
それぞれの起こり方の和が全体の場合の数となることです。
例として,「樹形図の利用」で考えた問題を使って考えてみましょう。
樹形図の利用で考えた問題は,
「赤玉2個,青玉3個が入っている袋から玉を取り出して並べていきます。
そのとき,青玉が3個出たところで取り出すのをやめるものとします。」
という問題を,例題では1つ目の玉の色が赤のときで4通り,練習問題では1つ目の玉の色が
青のときで6通りと考えました。この問題の1つ目の色が定められていないとき,
1つ目が赤という事象と青という事象は同時に起こることはありません。
このような問題では,1つ目が赤の時の4通りと,青の時の6通りを足して10通りと
全体の場合の数を求めることが出来ます。
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