数珠順列とは円順列のもう一つのパターンです。
円順列で考えたものは人などの場合でしたが,数珠順列ではガラス玉などを使います。
それによって,円順列で考えたものとは異なる状況がうまれます。
数珠順列で扱うものはガラス玉など裏返すことが可能なものを扱い,
裏返して一致するものは同じものと考えます。
以下の2つの絵を比べて見ます。
円順列では左右の図は異なりますが,左の図を裏返すと右の図になります。
ガラス玉のようなものは人と異なり裏返すことができます。
裏返して一致するものは同じものと考えられるので数珠順列の
考え方を用いて計算していきます。円順列の場合の数の中に表と裏の2パターンがあるので
円順列の半分になります。
したがって,異なる
個のものを数珠順列にすると,場合の数は,
となります。
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